晩秋蚕繭が出荷されました
前日に回転まぶしの木枠から外したまぶしを、下の写真の赤い機械のなかに入れ、繭だけを取り除きました。
写真は春シーズンの研修でお世話になった黒澤さん |
黒澤さんのところに道具があったので、やってみました。機械のスピードにはかないませんが、「シュコ シュコ シュコ」と繭がまぶしから押し出される心地よい音がします。
繭のまわりには「毛羽(けば)」と言われるお蚕が繭をつくるとき、足場として最初に吐く糸があるのですが、上の赤い機械はその毛羽もブラシで取り除いてくれます。
写真左にあるモフモフしてそうなのが「毛羽」です |
「毛羽」は出荷してもお金になりませんが、性質はやはりシルク。手にのっけるとのっけたそばからあたたかくなってきます。
モフモフ |
昔は各家庭でずきんや布団のなかに用いられていたみたい(贅沢!)ですが、今はシルクタンパクという成分を抽出し、石けんや化粧品の原料として活用されていたりします。
さて、毛羽の話になってしまいましたが、大事な本体はというと。
翌朝の出荷に備えて保管し・・・ |
朝、袋づめをして出荷することができました |
袋は偶然にも、先月、養蚕農家さんと気鋭の織り手さんを訪ねた秩父のものでした。
袋にところどころついているシミも味があります |
繭の収量は15kg、ちょうど1袋分。来年以降は、この6~8倍の量を目指します。
各方面でいろいろとご支援・ご協力いただいた方々、本当にありがとうございました。
また、4日後、次は初冬蚕繭の出荷です(笑)
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